シリーズED(インポテンツ)~③ ED(インポテンツ)の悩みは、バイアグラなどの新薬の開発により救われるケースが多くなりました。
2008-11-07 Keywords:性器医療・病院・病気男の病気回春
前回はEDの種類と原因について説明しましたが、今回は現在おもに行われている治療法について、いくつかご紹介します。
ED(インポテンッ)治療を厳密にいってしまうと、まず健康状態、精神面、生活環境のチェックに始まって、カウンセリングや食事療法などといった複雑な話になってくるんですが、ここではそういったことは省略して、薬剤によるダイレクトな治療法だけを取り上げてみたいと思います。
まず、皆さんご存じの画期的な内服薬「バイアグラ」が登場する以前、多く行われていた治療に「注射法」があります。
これは、ペニスの血管を拡張し強制的に勃起状態を促す薬剤を、直接注射する方法。注射後、5分ぐらいで、いやがおうにも戦闘態勢になり、それが2時間ぐらい続くというものです。
ただ、日本では自分で注射しちゃダメなので、ちゃんとお医者さんに注射してもらう必要があります。ということは、たとえば病院の近くに“場”を押さえてパートナーに待機してもらっといて、自分はスタンバイ状態が目立たないようにすみやかに戦場へ駆けつけることになる。……ちょっと不便ですね。
その後、同様に強制勃起を促す薬剤の注入を、自分でできるようにした「ミューズ」が開発されました。これはスポイトみたいな器具に薬剤が入っていて、尿道から注入することで粘膜吸収させる、というものです。
自分でできるようになった、というのはとても画期的なことでした。ただこれも、相手にそれを知られたくないような場合には、ちょっと難がありますね。
そして登場したのが内服薬のバイアグラ。バイアグラは、勃起機能において、勃起を解消させる「酵素」の働きをカットすることにより、勃起状態を維持できるように作用するというものです。ちょっとややこしいですけどね。(ちなみに勃起のメカニズムについては、シリーズED①を参照)
服用後、だいたい一時間ぐらいで効果があらわれ始め、個人差がありますが、7~8割の人には「効く」というデータがあります。
ちゃんと性的刺激があって初めて勃起し、刺激がおさまれば普通に解消しますから、ごく自然な流れでシゴトをコナせる、というわけです。
バイアグラより後発の「レビトラ」「シアリス」といった内服薬も、基本的な働きは同じ。レビトラはバイアグラに比べて血糖値の影響を受けにくい、シアリスは効果が36時間持続する、などの特徴があります。その人の諸状況にマッチした薬が選ばれる、ということです。
これらの薬は、高血圧や心臓疾患などの持病があったり、何かほかの薬を使用しているなどの健康状態によっては、いろいろ重大な副作用の危険があるそうです。必要な人は、ちゃんとお医者さんの診断を受けたうえ、処方してもらいましょう。
文/化太郎